ますなが医院は、埼玉県富士見市で地域に密着した医療を提供します。  

     
   
 
プラセンタとは、英語で「胎盤(たいばん)」のことを指します。母親の胎内で胎児と母体をつなぎ胎児を育てる臓器ですがもともと女性の体に備わっているものではなく、受精卵が子宮内壁に着床して初めてつくられる臓器で、役目を終えると出産とともに母体外に排出される短期的な臓器です。

受精卵は、わずか10ヶ月の短期間に重さ3kgもある赤ちゃんへと成長しますが、この驚異的な生命を育むのが胎盤の役割です。胎児への栄養補給のためにたくさんの栄養素がこの組織に集中し、貯えられます。人間以外のほとんどの哺乳動物の母親は、出産後に胎盤を食べます。栄養豊富な胎盤を食べることは、産後の体力回復のために効率が良いのだと考えられています。

胎盤の薬効は世界中で古くから注目され、とりわけ滋養強壮薬、若返りの薬として珍重されており、多数の漢方薬等にも配合されています。

プラセンタの成分について

プラセンタは豊富な栄養素に加えて、細胞分裂を促進する生理活性物質も含まれています。ヒトの胎盤には5000種類もの生理活性物質や酸素エキスが貯えられているといわれています。
プラセンタ入りのサプリメントや化粧品は胎盤そのものではなく、胎盤から細胞分裂を促進する成長因子やほかの栄養素を抽出したもののことです。アミノ酸やミネラルなども豊富に含まれています。

プラセンタは牛や豚などの哺乳動物のものでも効果はほぼ同じと言われています。しかし、以前狂牛病感染が取りざたされたことがあり、厚生労働省の通達により現在では牛の胎盤は使われていません。
一般的に使用されているものはヒトか豚の胎盤で、最近では羊や馬の胎盤も注目されています。

プラセンタ注射にはヒトの胎盤が使われており、化粧品・サプリメントには主に豚の胎盤が使用されています。

※日本では薬機法の定めにより、ヒトプラセンタを医療用のプラセンタ注射液以外には使用することができません
プラセンタの安全性について

プラセンタの注射剤はヒトの胎盤から抽出されたエキスを原料とする生物製剤です。
肝炎やエイズウイルスなどのウイルス感染がない国内の健康な女性から提供される胎盤を使用しております。また製造過程においても、プラセンタ中の血液やホルモンをすべて除去し、たんぱく質を分解、滅菌するなど万全な感染症対策がとられています。

ただ、ヒト型の狂牛病である変異型クロイツフェルトヤコブ病の感染に対する検査方法が現段階では見つかっていないため、その検査方法が見つかるまでプラセンタの注射を受けているかたは献血制限を受けることになっています。
 
プラセンタのさまざまな薬理作用のうち主なものを下記に示します。

・自律神経のバランスを整える
・免疫力を強化しその働きを正常に保つ
・肝臓の働きを強化する
・血液の循環を改善する  など

また、幅広い薬理作用により多岐にわたる疾患に効果を示すとの報告があります。
おもなものを下記に示します。

・アトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー疾患
・更年期障害、乳汁分泌不全、生理痛などの婦人科疾患
・肝炎、肝硬変などの肝臓疾患
・自律神経失調症、不眠症などの精神神経疾患など
プラセンタの副作用について

重大な副作用:ショック
その他の副作用:注射部位の疼痛、注射部位の硬結、過敏症(発疹、発熱、痒みなど)
 
※はじめてのかたは、院長診察日にご予約のうえご来院ください

◇プラセンタ治療をお考えのかたへ

プラセンタ注射による治療の前に、経口剤、貼付剤などでの治療が優先されます。
経口剤、貼付剤などの治療が無効な場合、プラセンタ注射の導入を検討いたします。

◇プラセンタ注射導入の流れは下記となっています。

1.初回の治療前に、院長よりヒトプラセンタの作用や副作用、安全性などについて説明をします。
その際、患者様にあった注射の頻度や1回の注射剤の量についてご相談します。
2.説明の内容について十分ご理解、納得していただいた場合、同意書にサインをいただきます。
3.上記が終わりましたら初回の注射実施可能です。

プラセンタ注射の導入、および治療継続にあたり下記検査および定期診察が必須となっております。

□保険診療でラエンネック注射を受ける場合
検査項目:血液一般検査・生化学的検査(肝機能・腎機能など)、腹部超音波検査
検査費用:血液検査 約1,500円、腹部超音波検査 約1,600円(健康保険3割負担の場合)
検査頻度:血液検査 導入時。その後の検査の頻度は体調や症状によりお一人、お一人異なります。
     腹部超音波検査 検査の頻度は体調や症状によりお一人お一人異なります。

□保険診療でメルスモン注射を受ける場合
検査項目:血液一般検査・生化学的検査(肝機能・腎機能など)、女性ホルモン検査
検査費用:約3,000円(健康保険3割負担の場合)
検査頻度:導入時。その後は年2回(3月・9月)
そのほか:年2回アンケートあり(3月・9月)

□自由診療でプラセンタ注射(ラエンネック・メルスモン)を受ける場合
健康診断や他院血液検査の結果をお持ちの方は、ご提出ください。(受診日前3か月以内のもの)
検査データをお持ちでない場合や受ける機会のないかたは当院指定の検査を受けていただきます。
なお、この場合受けていただく検査は保険の適応とならず、費用は全額自己負担となります。

検査項目:血液一般検査・生化学的検査(肝機能・腎機能など)
検査費用:5,500円
検査頻度:年1回(※健康診断の結果や他院血液検査の結果も年1回ご提出いただきます)
検査の結果によっては、診察や自由診療の療法をご提案する場合がございます。

保険適応外の1回の料金(2アンプル、3アンプル注射した場合の料金例))
  2アンプル 3アンプル 
プラセンタ(ヒト胎盤エキス抽出剤) 2,200円 2,650円
注射の頻度や注射量は体調・症状などにより個人差がございます。
診察の際に院長とご相談ください。
プラセンタサプリメントもございます。受付までお問い合わせください。

プラセンタに関するお問い合わせは、TEL:049-264-7294
またはvivance@aroma.ocn.ne.jpまでお気軽にご連絡ください。
 
 
 
       
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